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契約的束縛ー羞恥公開調教
第26章 逃走と援護

「・・大丈夫、そう思っていたのに私・・」
「意識がしっかりしていれば大丈夫ですが、眠りに入った時の無意識行動までは防げません‥
特に美波に近ければ近い程、誘惑に駆られてしまいます」
私、そんなつもりじゃ。
血を奪った先は知っている、仁科さんが上杉組で、血を奪ったのを目の前で見たから。
「仕方ありませんね」
「仁科さん?」
気怠そうな仁科さんは、カットシャツの袖を捲り、犬歯で自分の手首に傷を付けた!?
「もう暫く、これで我慢して下さい‥
大使館に着けは、ちゃんと対応しますので‥」
「・・・あっ・・・」
・・・流れる・・・仁科さんの・・・血・・・
「美波、今は誘惑に勝てないでしょう?」
「だ‥‥だけど仁科さんだって‥」
「ただの血です、それも少量‥
私の力の方が弱くなっていますから、何時もみたいな効果はありませんが、大使館に着くまではなんとか保つとは思います‥
・・・美波・・・」
「・・・ん・・・」
仁科さんの腕を掴み、流れる血を舌でペロッと舐めた。
確かに、何時もみたいな力は感じないけど、血が同調するのは、分かる・・・
「・・1つ疑問なんだけどな仁科?」
「何ですか本郷さん?」
「昨日美波に噛み付いたり、今みたく簡単に傷を付けたが‥
傷痕が無いな??」

