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契約的束縛ー羞恥公開調教
第12章 美波と調教師2

急に本郷さんに抱き締められて、こんな言葉を言われたけれど。
私は私の本心を本郷さんに言った、仁科さんの時と同じように。
本郷さんの心を、癒やしてあげたいとは思う。
でも、それは仁科さんも、宮野さんも、櫻澤さんも同じ、みんな心の何処かに傷を持っていると思うから。
それは私も同じ。
見栄を張り過ぎ、失敗して怯え暮らす日々。
心は傷付き荒んでいた、今此処にこうして居るからこそ分かる事だってあるの。
「俺達全員が好きか‥
美波も言うようになった」
「私の今の本心だから‥
本郷さんの傷付いた心も癒やしてあげたい、私も含め、此処に居る全員が、心の何処かに傷を持っていると思う‥
私で役に立つのかどうかは分からないけど、やっぱり放って置けないの・・・」
「・・・
優しいのは、美波お前の方だ‥
全員を受け入れるのは簡単な事じゃ無い、下手をすればお前が潰れる事になる」
「それ、もう言われた‥
でも1人なんて選べないから、私はみんなを選ぶ、そう決めた・・変かな??」
誰か1人を選んでしまったら?
多分、今のこの関係は上手くいかなくなってしまう。
櫻澤さんには、此処に残ると言うつもりだけど。
櫻澤さんにも、私の気持ちはハッキリと言うつもり。

