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契約的束縛ー羞恥公開調教
第12章 美波と調教師2

美波は俺達の事を良く見ていると思う。
ほんの些細な事まで細かく正確に、見誤らない強い心を持って、俺達を見ている。
こんな女は初めてだ。
だからこそ、契約や誘惑に耐え切れた、俺はそう不思議な程に納得しているが。
「・・・
・・・それでな美波・・・」
「??」
「その、何時まで傷痕に触っているつもりだ??」
「・・・えっ?
あっ!ごめんなさいっっ!!」
慌てて脇腹に当てていた手を離したが、傷痕にずっと触れていたのは無自覚だったのか・・・
(・・・触れていた場所が、暖かい・・・)
何故だか、手が離れた場所が寂しく感じる。
こんな感覚を覚えたのは初めてだ、美波だからなのか??
「いや、俺の方こそ悪かった‥
触っていたいんだったら、触っていても良かったんだが‥‥」
「あ、いえ‥‥
その、つい話に夢中になって、忘れていたみたいです」
「・・・・・
そんなに、男の躰に触れるのが良かったか?」
「えっ!?」
ちょっとした出来心。
美波の腕を捕まえて引き寄せ、しっかりと抱き締めて見た。

