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契約的束縛ー羞恥公開調教
第12章 美波と調教師2



"無理してる"


男女関係無く、この傷痕を見てそんな事を言ったのは、美波が初めてだ。



「無理、してると思うのか?」


「だって‥
躰だけじゃ無く、心も傷付いたと思うから、本郷さんが私に言ったんですよ?」


「・・・
心も‥‥か‥‥」


確かに心も傷付いた。
仲間の裏切りという爆弾に。


俺は、今でものうのうと自衛官をやってる、あの連中をまだ恨んでいるのか??



「心‥‥傷付きませんでしたか?」


「・・・
確かに傷付いたな‥
裏切りと言う傷痕・・・美波に今言われて、まだ俺は彼奴らを恨んでると思った・・」


「本郷さん‥‥」


・・そうだ・・


俺はまだ恨んでいるのかも知れない。
自衛官という道を断たれた、あの出来事を、あの連中を。


エリート自衛官を目指していたのを、この怪我と共に一瞬で失った。
もし、あの出来事が無ければ俺は、今でも自衛官をしていただろう。



「美波に言われて、初めて気付くとは‥
もし、外で彼奴らに出くわしたら、俺は問答無用で、彼奴らを殴っていただろう、理由無き暴力で・・・」


「やっぱり傷付いてる‥
だけど、本郷さんはそんな人じゃ無い、簡単に理由無き暴力を振るうなんて事はしない、優しい人だって私は知ってる」



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