この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
イタズラな満月(フルムーン)
第10章 7th moon…偽りの心

そう言うとユトは奥の部屋に向かった。そんなユトを見てジェーナはクスリと笑っている。
「アリス?…あの子はきっと何かを隠してるよ。解るかい?」
「…きっと、久我君のこと。探しに行って帰ってきてからあんなだから。…だから、久我君となんかトラブルがあったのか、それとも、……私には言えにくい事を見つけたか…」
そう言う雅を見つめて、ジェーナは小さく笑っていた。
「アリスもなかなか目の付け所が厳しくなってきたね。確かに。そうかも知れないね。」
「ジェーナさん…私…間違ってたかな。誘い出すって事は人型になれって言うのと同じだから。」
「それは心配ないよ。だから今の内からあの子は少しな眠りに就くんだろう。」
「そうなの?」
「アリス?…あの子はきっと何かを隠してるよ。解るかい?」
「…きっと、久我君のこと。探しに行って帰ってきてからあんなだから。…だから、久我君となんかトラブルがあったのか、それとも、……私には言えにくい事を見つけたか…」
そう言う雅を見つめて、ジェーナは小さく笑っていた。
「アリスもなかなか目の付け所が厳しくなってきたね。確かに。そうかも知れないね。」
「ジェーナさん…私…間違ってたかな。誘い出すって事は人型になれって言うのと同じだから。」
「それは心配ないよ。だから今の内からあの子は少しな眠りに就くんだろう。」
「そうなの?」

