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イタズラな満月(フルムーン)
第10章 7th moon…偽りの心

「そっか、だったらユト!今夜気晴らしにつきあってよ!」
「は?何言ってんの?」
「だって、たまには…どっか夜景でも見に行こうよ!」
「…何言って…」
「…ッ」
そう言いかけたユトの手をそっと握ると、雅は俯いた。
「だめ?」
「…別に…だめじゃないけど。」
「…良かった…」
そう言う雅の少しの変化にもユトは何かを感じた。しかし、それがどんな気持ちなのか、どう表現したらいいか、いまいち解らなかった物のどことなく放っておけなかった。
「じゃぁ、…19時だな、でもいつもアリス23時には寝てんだろ。」
「大丈夫だもん!起きてれるもん!」
「ならオレそれまで寝てるわ。」
「へ、何で?」
「時間になったら起こして。」
「は?何言ってんの?」
「だって、たまには…どっか夜景でも見に行こうよ!」
「…何言って…」
「…ッ」
そう言いかけたユトの手をそっと握ると、雅は俯いた。
「だめ?」
「…別に…だめじゃないけど。」
「…良かった…」
そう言う雅の少しの変化にもユトは何かを感じた。しかし、それがどんな気持ちなのか、どう表現したらいいか、いまいち解らなかった物のどことなく放っておけなかった。
「じゃぁ、…19時だな、でもいつもアリス23時には寝てんだろ。」
「大丈夫だもん!起きてれるもん!」
「ならオレそれまで寝てるわ。」
「へ、何で?」
「時間になったら起こして。」

