この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
愛しのキスは蜜の味~sequel【完結】
第22章 素敵な贈り物

「鏡也君、なにを決め『はる~!』あ!
階段の下でお母さんが叫んでる。
「2人ともいらっしゃ~い」
あ~もう!
「はるぅ~」
「あっ、は~い!今行くから~」
仕方ない、行こ鏡也君
…//
リビングに行くとお父さんもお母さんも待ってましたとばかりに一気に話し出す。
「ねぇ鏡也君さっきの話なんだけど…」
「いつ頃…って考えてるんだ?」
お父さんもお母さんも…なに?
「友人が心当たりを聞いてくれるって言うんで」
みんな何の話をしてるの?
話しに入りたくてもさっぱりわからない。
ピッ。
テレビでも見ようとの電源を入れると…ピッ!
あ、お母さんなんで消すの?
「テレビなんて後にしなさいよ…自分達の事でしょ?ちゃんと考えなさい」
考えなさいって…
何の話をしてるのか全然わからないんですけど
「あ、お母さん…俺まだ、葉瑠に言ってなくて」
「……あら、そうなの?」
え、なんなの?
コホッ「あのさ…俺達の結婚式なんだけど、出来るだけ早くしようと思ってるんだけど、どうかな?」へ?
出来るだけ早くって
なんで?
春まで忙しいんじゃなかったの!
「葉瑠は嫌なのか?」ブンブン
イヤなわけないけど、突然だから…
「お父さん達は…それでいいの?」
「いいに決まってるでしょ?ウフフ」
そろそろけじめをつけて欲しい!─
そう鏡也君に言おうとしてたらしい。
「話をしたかったけど鏡也君はお正月は来ないって言うから、近いうちに連絡しようと思ってたのよ」
そうなの?
まさかだけど…
鏡也君を呼び出したんじゃないよね?
「俺がお母さんにメールしたんだ、行っていいかって」

