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禁断背徳の鎖外伝・73億分の奇跡
第11章 外側と内側



「全く構わないと言い切ったのは、お客さんが初めてです‥
普通は早乙女と聞いただけで、自分の身の保身の為に押し黙る‥そして、この店にも外戚関連が来るので、うかうかしていられません」


「・・普通はそんなものか・・・」


外として、多少は耳には入っているが、一番内にいる私には外戚と聞いただけで嫌悪感を覚える。


父の葬儀の時にでさえ・・・!



「不思議ですね‥
早乙女と聞けば、逆らえば命は無いとまで言われているのに、全く怖がる事すらしない」


今日のマスターは珍しく口が軽い‥
客が私1人のせいもあるのだろう。


でなければ、こんな話をするとも思えない。



「逆らえばは昔の話‥
まあ‥今逆らっても何処かに飛ばされはしそうだけど‥‥
マスターは此処に来る外戚が邪魔だと思うかい?」


「それは思いますよ‥
営業の妨げになってしまう」


マスター自体に悪意は無い、それは何度も此処に通った私が良く知っている話。



「妨げか・・・
その外戚、正確に分かるかな?」


「ええ‥有名ですから・・・」


「マスターには、女性関係で世話になっているからね‥‥
・・・一度だけ、その外戚を私が排除してやろう、私なら簡単な事だ・・・ただし一度だけだ」


仕事用の言葉使いに変えて、マスターに話し掛ける‥
女性関係では黙認してくれているんだ、一度だけなら力になろう。



「何者ですか?
確か‥杉田さんでしたか‥‥
簡単に外戚を排除するなどと、どれだけ早乙女が面倒なのか、この街に居れば分かっている筈」


「杉田は偽名‥都合が悪い為の・・
早乙女が面倒か‥確かに同じ事を思うがね・・・
外側に居るか、内側に居るかの差か‥
内側の私は、外側の外戚など簡単に排除出来る」


「内側‥早乙女本筋‥‥」


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