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サキュバスちゃんの純情《長編》
第2章 週末の終末

「あかり」
宮野さんが上体を少しかがませると、また角度が変わって先端が違う場所に当たる。甘美な不意打ちに、声が漏れる。
「っふあ……奥、当たって……気持ちい……」
「本当? 激しくしても大丈夫?」
宮野さんの心配そうな声に、笑ってしまいそうになる。
あんなに乱暴に挿入ってきたくせに、今さらそれを聞くの? 本当に、バカなんだから。
「……激しくして、いいよ」
背後にいる宮野さんを、上目遣いで見上げる。彼の喉がゴクリと鳴る。男の人の煽り方は熟知しているのだ。
「最後に、いっぱい、私の奥に出して」
「あかりっ!」
肉棒が一気に膣口まで引き抜かれ、また一気に奥まで挿入される。
何度か抽挿されると、蜜が膣内全体に広がり、肉棒の滑りを良くする。そうなると、本当に、気持ちいい。
「やっ、あ、っ、あ」
「外に声が聞こえちゃうよ、あかり」
そうは言っても。後ろから突かれると、どうしても声が漏れてしまう。声を我慢するなんて難しい。
それに、昨日からの腰への負担で、足がガクガク震えてきた。たぶん、あと数分で立っていられなくなる。
「じゅ、ダメ、足がっ」
「つらい? じゃあ、四つん這いになる?」
うんうんと頷いて、ゆっくり床へと倒れ込む。傘もカバンも床に落ちた。ひんやりとしたフローリングがほてった体に気持ちいい。

