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サキュバスちゃんの純情《長編》
第2章 週末の終末

「んっ、ふ」
スルリとスカートが撫でられ、裾をめくり上げ――指が一気にショーツを膝上まで引き下ろす。
くぐもった悲鳴は、宮野さんの舌の上で響くだけ。むき出しになったおしりに、熱いものが密着する。
「痛かったら、ごめんね」
余裕のない、けれども、最大限の気遣い。その優しさが宮野さんらしい。
「っあ!」
据え付けられた白い下駄箱にしがみついた瞬間に、痛みが走る。
濡れてもいない解されてもいない隘路を割って、肉棒が挿入された痛みだ。
「痛い? ごめん、あかり」
泣きたくなるほど痛いです、宮野さんのバカ!
「でも、止めないから」
「あっ、あ……」
「逃さないよ」
耳元で響く低音に、ドキドキしてしまう。
乱暴にされるのは、嫌いではない。
いつもは優しい宮野さんが、私に遠慮することなく、本能で中に挿入ってきた――そんな状況に、興奮しないわけがない。
ぎゅうと手を握りしめて痛みに耐えながら、じわじわと広がってくる快楽を享受する。
ゆっくり押し進められていた楔が、湧き出る蜜に手助けされ、簡単に奥へと到達する。
「挿入っ、た……」
根元までしっかり挿れられると、最奥が圧迫感で痛くなる。
けれど、甘い痛みだ。やめてほしくない痛みだ。

