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サキュバスちゃんの純情《長編》
第2章 週末の終末

「っ、あ……は、あ」

 達してしまった体はすべてが敏感で、けれど、周りのことには無頓着になってしまう。
 ぐったりとした私の中から指を引き抜いて、宮野さんは指を舐める。そして、すぐにカチャリとベルトを外して、チノパンを脱ぐ。そそり立っている男根の形がトランクスの上からでもよくわかる。

「……エロい」

 笑いながら、宮野さんは私を見下ろす。イッたばかりの男の人が色っぽいのと同じように、私も宮野さんにはそう見えているのだろうか。

「あかり、エロくてかわいい」

 左足がソファの上に戻される。弛緩した体ではうまく足に力が入れられないけど、宮野さんがしっかり持って支えてくれる。

「じゅ、ん」

 しとどに濡れた蜜口に肉棒の先端が宛てがわれる。ぬるぬると割れ目の上を滑り、まだ挿入ってはこない。

「潤、お願い……」
「どうして欲しい?」
「潤、意地悪しないで」
「あかり。俺にどうして欲しい?」

 湯川先生といい、宮野さんといい、男はどうして女に卑猥な言葉を言わせたがるの!? ほんとに、もう!

「……潤の、挿れて……ッア!」

 花弁を割り、太くて熱い肉棒が一気に奥まで到達する。言い様のない、気持ちの良い圧迫感。絶頂を迎えたばかりの膣壁が新たな刺激にまた収縮を始める。

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