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サキュバスちゃんの純情《長編》
第4章 過日の果実

スカートの裾から差し込まれた指がショーツを一気にずり下げる。外気に晒された秘所は既にそれ自体が熱を持っている。先生の指が割れ目から溢れる蜜に気づいて、くちゅくちゅとわざと音を立てさせる。
「なんで、こんなになってるの?」
「先生だって、カチコチだよ」
ベルトを緩め、ボクサーパンツの中身を確認しながら、私も笑う。私の体で硬くしてくれることが嬉しい。抱きたいと思ってくれていることが嬉しい。
「……まだ我慢しなきゃ、ダメ?」
先生の喉が鳴る。中を解していた指の動きが止まる。
「あかり」
「私も我慢できない」
わざとずるりと背中を滑らせてやる。慌てた湯川先生が私を抱きしめながら、冷たいフローリングに横たえてくれる。真上に見える先生の目に、私が映る。
部屋は、全部、戦場だ。
「指じゃ我慢できないの」
「あかり、俺、すぐ」
「いいよ。中に出して」
すぐ出るから、なに? 満足させられないんじゃないかとか、一回抜いてからとか、そんなこと、考えないでよ。
「……挿れた瞬間に出そうなんだよ」
「じゃあ、入り口で出して。白いので私の中を掻き混ぜてよ」
「あかり……っ」
先生がボクサーパンツに手をかけるのを見て、本当に、かわいいと思う。早すぎる、のは私にはありがたいことなのに。
「ちゃんと中に出してね」
奥に出されるのが一番満腹を感じるのだけど、湯川先生に限って言えば、回数を確保できるので気にしない。今日も明日も明後日も、時間はたっぷりある。

