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神さま、あと三日間だけ時間をください。
第4章 ♭切ない別れ♭
 今では昔のようにひたむきに琢郎を愛した頃のような情熱はない。しかし、代わりに彼と営んできた十一年という歳月は、琢郎に対して身内に近い感情を抱かせるようになっていた。川の急な流れが気の遠くなるような歳月を経て凪いだ大海へと注ぎ込むように、美海の夫への愛もまたいつしか穏やかな想いに変わったのだろう。
 夫の安らいだ寝顔をひとしきり眺め、美海は散らかり放題に散らかったリビングを片付けた。一時間後には、とりあえず見られる状態にまではなった。本当は掃除機をかけたかったのだけれど、熟睡している琢郎を起こすのも忍びなく諦めた。
 シュンほどではないが、大柄ではある琢郎を苦労してリビングのソファに寝かせ、冷房を緩くかけてタオルケットをかけた。これで風邪を引くことはないだろう。  
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