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神さま、あと三日間だけ時間をください。
第4章 ♭切ない別れ♭
 九階で降りて、敷き詰められた絨毯の上を歩く。このマンションは超がつくほどではないが、ここいらでは高級マンションと呼ばれているのだ。
 暗証番号を押しロック解除して、ドアを開けた。
 短い廊下を進んでリビングに脚を踏み入れるやいなや、美海は絶句した。ビール缶や焼酎、ウイスキーの小瓶が至るところに散乱している。申し訳程度につまみの小袋が転がっているが、開けた形跡はあるものの、中身は殆ど減っていない。
 琢郎はそのゴミの山の中に転がっていた。
 大の字になって、ぼんやりと天井を仰いでいる。
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