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禁断背徳の鎖・絡み交錯する運命の赤糸
第16章 平穏と秘密

行き止まりになっている壁の前で、ぁたしと紀永さんはマウンテンバイク降りた。
「壁‥‥だよね??」
「見た目はね…
でも、横にあるセキュリティー装置に、カードをスキャニングさせると……」
そう言って、持ってるカードをスキャニングさせた。
「・・・・・!」
ロックが解除されたらしく、壁だった筈の場所が、まるでシャッターか何かのように、静かに上に上がって行く。
「ダミーだよ…
分からないように……」
開いた先には、また階段と扉…
階段には通るのに邪魔にならない程度に、雑多に物が置いてあって……
最後に扉の鍵を使って、紀永さんはこの謎の扉を開けた。
「・・・此処・・・」
扉から出て見たら、その場所は……あの‥アトリエ………
「驚いたかい?」
「凄く……」
紀永さんは、アトリエの店の入り口横のセキュリティー装置に、カードをスキャニングさせてる。
「これで一通り…
無人の時は監視カメラが作動しているから、カードで解除、勿論こちら側から入ってもね……
鍵は店の入り口の鍵も兼ねてる、鍵とカードで一組になっているんだよ」
「全然知らなかった」
このアトリエにこんな秘密があったなんて…
ぁたしが此処に来ていた頃は、紀永さん普通の顔をしていたから。
「屋敷に直結してるから、セキュリティーは高めにしてあるんだ…
それに、もしもの可能性だが、何かあっても鍵だけ使ってカードを使わなければ、直ぐにセキュリティーが作動し屋敷の方に通知され、誰かがこちらに来るだろう」
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