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禁断背徳の鎖・絡み交錯する運命の赤糸
第16章 平穏と秘密

「部屋の改装も終わらないし、美紀に取っては暇なのかも知れない…
私の私室は何も無いから」
そう…
今、紀永さんの隣の部屋を、ぁたし用に改装中…
此処と同じく、2部屋続きにする予定。
改装に当たって希望はと聞かれたケド、此処と同じくらい広い部屋に希望も何もあったものじゃない。
紀永さんの私室の拘りは、あのバスルームの桧風呂らしい…
何事も寛ぐ場所とリラックスは必要だとか。
とりあえず、ぁたしの希望を1つだけだけど言っては見た。
まあ‥アリかな?
なんて笑われたし…
ぁたしとしたら真面目に言ったのに……
「そうじゃ無くて、まだ屋敷内全部分からないから、少し歩いていただけ」
「無駄に広いからね…
覚えるには時間が掛かるよ」
「ホントに‥広い…」
庶民感覚のぁたしじゃ、覚えるのも必死なのに…
屋敷内って言っても、仕事の邪魔になりそうだから、2階にはあまり行ってない。
逆に適度な運動は必要かなと地下には行った…
トレーニングルームに屋内プールと、ぁたしが使えそうに無い物ばかりだったのは内緒。
そして、これでもまだ外の方には行って無い、まだそこまで覚え切れて無いのもあるケド、体調第一と外はあまり良い顔をされないのも分かってる。
で、最後の選択で1階だったワケ。
「・・美紀…
暇だったら、少し付き合わないかい?」
「付き合う??」
どこに??
「そろそろ良いかなと思ってね…
懐かしいと思うよ」
「???」
懐かしい?
此処で???
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