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葉月蓮さんのレビュー一覧
ついに、ついに突入ですね!揺れ動く実雅子嬢。夫への疑心暗鬼、そして猜疑心。夫を信じたいという思いと、信じられなくなっていく感情。その鬩ぎ合い。この長い前置きが、単なる寝取られ小説と一線を画したと言えると思います。普通なら、「欲求不満な人妻が男に誘われて」とか、「性欲過剰の妻を持て余した夫が、男に寝取らせる」という展開で始まる。それを丁寧に描く。そして、「欲求不満だから」「性欲過剰だから」の一言ではなく、そこに、揺れ動く心情、葛藤を描くことで、リアルな女性像を作り上げ、読者を引き込み、感情移入させてしまった。さすがというべきです。
誰しも、本能には逆らえないということを如実に、そして、簡潔に描いた小説です。
燃え上がった炎は、消しても再び燃え上がる。欲望は複製され、再生産される。まさに、それこそが、この小説の醍醐味。短編だけに、一気に読み干せるはず。さあ、今夜はこれで決まりだ。
燃え上がった炎は、消しても再び燃え上がる。欲望は複製され、再生産される。まさに、それこそが、この小説の醍醐味。短編だけに、一気に読み干せるはず。さあ、今夜はこれで決まりだ。
個人的に一番ツボにハマっている作品。作者の了解を得ておりますので、ある程度は深掘りしていきたいと思っております。
登場人物は多士済々。ホームセンターでの視姦プレイ、カフェでの視姦プレイ。そこから集まったメンバー。密議陰謀。初めのキーマンは、大学時代の同窓生。
そこから、夫の開院予定の歯科医院の受注競争が絡み、幼馴染みまで登場で、混沌とする人間ドラマ。
体調が悪い夫。セックスレスからの寝取らせ。その前に夫婦の愛を確認するところまで進み、この後、更なる展開へ向かうのか。請うご期待というところ。
登場人物は多士済々。ホームセンターでの視姦プレイ、カフェでの視姦プレイ。そこから集まったメンバー。密議陰謀。初めのキーマンは、大学時代の同窓生。
そこから、夫の開院予定の歯科医院の受注競争が絡み、幼馴染みまで登場で、混沌とする人間ドラマ。
体調が悪い夫。セックスレスからの寝取らせ。その前に夫婦の愛を確認するところまで進み、この後、更なる展開へ向かうのか。請うご期待というところ。
まさに狩人の物語。狩られる美女たち。そして、行きつく果ては、快楽の天国か?もしくは、地獄?果たしてその答えは?それは、読んでのお楽しみ。
更新が続く同作品。楽しく読ませていただいております。性別にかかわらず、誰でもSEXというものに対して前向きに捉えることができる作品です。
No sex.No life.
これが、この作品を貫くコンセプト。
No sex.No life.
これが、この作品を貫くコンセプト。
作品を通して感じるのは描写の細やかさ。特に登場する女性の描写が細やかで、読者の脳裏に一定のイメージが浮かぶような表現が、一貫するのいる。なかには作者の思い入れというか、作者のお気に入りかな?と思う登場人物も。作者が思いを込めた登場人物に読者も共感できれば、官能の度合いも高まるだろう。そうならなくとも、この作品の描写であれば、読者も皆、主人公になった気持ちで、愉しいひとときを過ごせると私は確信した。
ネタバレレビューを承諾していただけた方のですので、ネタバレでいきます。気にもなっていなかった、当然、好きでもなく、恋愛感情もない、そもそも、恋愛対象とすら認識していなかった女性と、流れに逆らえず、童貞を捨てた男性の話。この小説の後、二人はどうなったのか?前振りからすると、ここから恋愛が始まったのだろうが、そこは描かれていない。描かれているのは、『流れ』。女性が誘ったわけでもなく、男性が強引にいったわけでもなく、途中から、女性は受け入れ、男性は挿し入れ、抜き差しならぬ関係になっていく。この後の展開を続編で、是非お願いしたい。
姦譎の華(非公開)
[評価] ★★★★★
[評価] ★★★★★
物語の内容は当然に官能的。男なら滾らずにはいられない。しかし、何よりも、作者の語彙力の豊かさ、特に性的な表現、官能的な表現のレパートリーの潤沢さに感嘆を禁じ得ない。これぞ、官能小説。これぞ、男のための官能小説。そう、力説したい。
俺は待った。この十日間を焦燥と共に。瞼の裏に揺らめく大きなバスト、大きなヒップ。もはや官能は、300頁と共に時の彼方か。だが、官能の炎は突然に燃え上がる。もう、目の前なのか、それとも、まだ、先なのか。心揺さぶられながら、どこまで歩み続けるのか。ダメだ。我慢も限界だ。早く満足させてくれ。心が折れる前に。
爽やかな純愛。登場人物の描写も美しい。物語も美しい。耽美的な物語。心が洗われる官能小説。官能小説に「清純派」があるのかどうかは知らないが、間違いなく、この小説は、「清純」です。