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☆番外編あらかると☆
第1章 私とチョコ、どっちが甘い?~綾波とのVt
美名の目は、もう綾波しか見ていなかった。
その両手を拡げて綾波を求めると、綾波のしなやかな長い腕が美名を捕まえる。
美名を胸に抱いた綾波は、耳を塞ぐ面々に向かい、言った。
「――まあ、つまり、そう言う事だ……
俺達は……何も隠さないし、離れる理由もない。
……騒がせたな……
じゃあ、先を急ぐので、失礼する」
綾波は、美名の手を握るとそのまま走り出した。
綾波は真理と由清をチラリと見て、
「お疲れさん。
じゃあ、休み明けにな」
と言い捨ててスタジオの扉を開けて行ってしまう。
真理は盛大に溜め息を吐いて、由清の背中に凭れて指で何かを描いている。
「ひゃっ……
な、何?くすぐった……」
「――俺は、傷心なんだよ……
このハートブレイクを……"の"の字を描く事で癒すんだよ……
はあ……美名……」
「だからって何故俺の背中に――!
ひいっ……ヒャヒャ……」
由清はくすぐったさに悶え苦しむ。

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