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☆番外編あらかると☆
第1章 私とチョコ、どっちが甘い?~綾波とのVt
スタジオへ入り、珍しさにキョロキョロしていると、小道具をリヤカーに積んでやって来るスタッフにぶつかりそうになるが、寸前で綾波が美名の肩を抱いて廊下の隅に避けた。
「す、すみません」
「周りを見ろよ?」
綾波が小さく溜め息を付いて美名を見るが、目と目が合った時、小さく電流が二人の間に走る。
美名が瞳を潤ませて、何かを言おうとしたその時、綾波は衝動的に顎を掴み唇を奪った。
「……っ」
先程までの気まずさを埋めるかの様に、二人はここがスタジオ内である事を忘れて唇を貪り合った。
幸い、今は人通りが無い。
それを良いことに、綾波は大胆に美名を抱き締めた。
綾波の長い指が、美名の首筋を撫で上げるが、その熱さとこそばゆさに美名は恍惚とする。
(剛さんの……身体が熱い……
さっき……どうして私は……拒んでしまったんだろう……)
耳元にかかる綾波の吐息は、切なく身体と心を疼かせ、美名は小さく声を漏らした。
「あっ……ん」
不意に、靴音が響き、綾波は素早く美名を離した。

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