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スローバラードを君に
第2章 first love は突然に
「おい!そんなダレたリズムじゃダメだ!
この曲は疾走感が命なんだぞ!
もっと気合い入れろっ」
俺は怒鳴り、演奏を中断させる。
あるライヴハウスで、俺のバンド
"junk"は、今夜七時から予定されているタイバンライヴイベントのリハーサルをしていた。
自分達も入れて十組ものバンドが出るから、ステージ転換の時間を抜くとそれぞれの持ち時間は二十分も無い。
リハーサルの時間だって短いのだ。
時間内に仕上げて、夜のステージに持って行かなければ……
バンドのリーダーだった俺は、気持ちだけが先走っていた。

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