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スローバラードを君に
第3章 Give us kiss?
「junkもいいバンドだが……弥上君と哀川君、怒らせちゃったらしいね」
俺は無言でいた。
そうだ。
あいつら、もう戻って来ないかも知れないな……
少し、言い過ぎた事を後悔したが、あの程度でつむじを曲げてバンドを抜けるなら、所詮それだけの覚悟しか無かったという事だ。
もうあいつらの事は居ない物として考えた方がいいかも知れない。
ジャム店長がそんな俺の頭の中を見透かすかの様にサラリと言った。
「もう少し、様子を見て信じてやったらどうかい?……翔大君はバンドが好きなんだろう?
バンドは一人じゃ出来ないよ?
……そういう処で諦めが早いのは、損だよ?」
「……」
丸っこい手で、俺の肩を叩くとジャム店長は他のバンドのメンバーにも声を掛けに行った。
ステージではもう演奏が終わったらしく、ヒロヤ達がドヤドヤと袖にやって来た。

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