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スローバラードを君に
第3章 Give us kiss?
ユミが俺に気があるのは知っている。
ベンジャミンでのタイバンライヴのイベントには必ず俺のバンドを呼んでくれるし、これは内緒の話だが、チケットノルマも他のバンドより少なくしてくれている。
店長は一人娘のユミを溺愛していて、ユミが気に入っている俺に良くしてくれるのだ。
こうして身体に触れてきたり、わざと目の前で薄着になったり、家に泊まれと何度となく誘われて居るが、俺はいつも然り気無くかわしていた。
ユミは、好みのタイプでは無いが男好きのする顔立ちで、メンバーの矢上や哀川は
『あのケバい化粧がたまんねーよなー手を抜いてない感じでさ』
『ガンガンやらせてくれそうに見えてやらせてくれない所がそそるよな~』
等と、ユミに興味津々だ。

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