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スローバラードを君に
第7章 junk vs シュガースパイス
繋ぐ美名の手からも戸惑いが伝わってくる。
いや、戸惑っているのは俺自身もだ。
何故ここに美名が来たのか――
しかもヒロヤと一緒に――
そして、ヒロヤと美名が何を話しながらここまで歩いてきたのか、何もかもが分からなくて、抑えようとしても嫉妬が噴き出して来る。
美名への嫉妬なのか、デビューして自分の音楽を世の中へと発信出来ているヒロヤへの妬みなのかも区別がつかない。
俺は、美名を抱き上げステージへと上がり、そのまま美名を床へ押し倒した。
頭をぶつけたのか、美名は顔をしかめる。
「いたっ……」
俺はハッとする。
「ご……ごめん」

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