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スローバラードを君に
第6章 蜜月
俺は、あのまま何処にも行かずベッドで一日中抱き合っていても構わなかったのだが。
美名はベンジャミンはクビになったが、居酒屋のバイトは続けていた。
俺は週に四日から五日、警備員のバイト。
今日は二人とも休みだし、最初から俺はその心づもりでいたのだ。
本当なら、夜の時間の仕事に行かせたくはない。
けれど、俺は所詮しがないフリーターで、美名を養うだけの力が無いのだから、そんな事を言う権利は無いのだ。
いつか。
いつか……音楽で立派に身を立てたら……
今朝見た夢がまた頭を過り、打ち消す様に美名の頬にキスした。

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