この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
eyes to me~ 私を見て
第23章 恋情にのたうつ獣

『あっ……あっ!……剛さん……もっと……ああんっ』
美名が最高潮に達した時の表情と、揺れる美しい身体が蘇り悩殺された瞬間、獣はついに爆発した。
決壊した大量の欲望がシャワーで流れていく。
「ハア……ハアっ……」
身体から急速に力が抜けて、途端に虚しさが襲う。
壁を拳で殴り、痛みに顔をしかめた。
「クソッ……」
堪らない快感に酔ったのも束の間、動画の中で美名を見つめる庵原翔大の姿を思い出して、沸き上がる嫉妬に苛まれた。
理性は、これで良いのだ、と納得している。
だが、本能は奴を殺したい位に憎む。
――俺が家を空けた時、奴は美名に迫ったに違いない。
美名はとぼけていたが、何も無かった筈はない。
あんなに焦がれた目で見つめる位に想っている女を、放っておく男などいるものか――
美名が最高潮に達した時の表情と、揺れる美しい身体が蘇り悩殺された瞬間、獣はついに爆発した。
決壊した大量の欲望がシャワーで流れていく。
「ハア……ハアっ……」
身体から急速に力が抜けて、途端に虚しさが襲う。
壁を拳で殴り、痛みに顔をしかめた。
「クソッ……」
堪らない快感に酔ったのも束の間、動画の中で美名を見つめる庵原翔大の姿を思い出して、沸き上がる嫉妬に苛まれた。
理性は、これで良いのだ、と納得している。
だが、本能は奴を殺したい位に憎む。
――俺が家を空けた時、奴は美名に迫ったに違いない。
美名はとぼけていたが、何も無かった筈はない。
あんなに焦がれた目で見つめる位に想っている女を、放っておく男などいるものか――

