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eyes to me~ 私を見て
第23章 恋情にのたうつ獣

三広はどうやら桃子に本気らしい。
だったらこれを機会にちゃんと女を愛せるように……と思った。
綾波は、冗談のつもりで三広を組み敷いて身体を擽っていたが、ケラケラ笑う三広の姿が一瞬美名と重なってしまう。
「……」
「綾ちゃん?」
頭の中に次から次へ浮かぶ美名の喘ぐ姿を打ち消す様に、綾波は自分の頬を拳で殴った。
口の中が苦い。
「な、何してんのさ!」
三広が仰天した。
綾波は三広を見ないようにして、立ち上がる。
「シャワーを浴びてくる……お前も寝ておけ」
逃げるようにバスルームへ入って鍵を掛けた。
だったらこれを機会にちゃんと女を愛せるように……と思った。
綾波は、冗談のつもりで三広を組み敷いて身体を擽っていたが、ケラケラ笑う三広の姿が一瞬美名と重なってしまう。
「……」
「綾ちゃん?」
頭の中に次から次へ浮かぶ美名の喘ぐ姿を打ち消す様に、綾波は自分の頬を拳で殴った。
口の中が苦い。
「な、何してんのさ!」
三広が仰天した。
綾波は三広を見ないようにして、立ち上がる。
「シャワーを浴びてくる……お前も寝ておけ」
逃げるようにバスルームへ入って鍵を掛けた。

