この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
eyes to me~ 私を見て
第52章 サプライズパーティー



 リビングの面々以上に衝撃を受けているのは、ベランダに潜んでいる真理だった。
 真理には、寝室のカーテンの隙間から二人が抱き合う姿がバッチリ見えてしまうのだ。
 白く浮き上がる美名の肌に絡み付く綾波の身体や、揺れる二人の様子が全部……

「おい……勘弁してくれよ……」

 真理はいたたまれず、半分泣きたくなった。
 もう半分では、自分が抑え込んでいる美名への劣情が疼いている。
 一度は恋人同士でお互いに愛を囁いたり、抱き合って快感を与えあった同士なのだ。
 美名が綾波を愛しているのはわかるし、綾波も命を懸けて美名を愛している。
 自分にはもう出る幕はないし、美名には幸せになって欲しい。
 そう思うが、理性では割りきれても、心と本能がまだ言う事を聞いてくれない。

「……翔大の奴も……こんな気持ちだったんかな」

 真理は、寝室の窓から目を逸らして深い溜め息をついた。



/1955ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ