この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
eyes to me~ 私を見て
第52章 サプライズパーティー

リビングで、堺が焦っていた。
「……ど、どうしましょう……
リビングに入って来ないという可能性を無視していました……」
「し……寝室で二人……はっ……ぶうっ」
「わあっ!三広!また噴いたのか――!? 」
「あらあら……二人ともラブラブねえ」
「……ここで息を詰めて待つしかない、という事になりますかね……」
「う~ん、そうなるかしらねえ……ああ、早くこの特製紙吹雪をバーっとやりたいわあっ」
皆はヒソヒソしながら、寝室から聞こえる二人の声や、リビングに伝わる震動に五感をフル回転して想像を巡らせていた。
「ぐへ――っ俺マジで鼻血とか……色々ヤバッ」
「堪えるんだ三広――!一気に飲み込め――!」
亮介が叫んだ時、一際高く甘い美名の叫びが聞こえてきた。
『やあ――――っ』
一同は息を呑む。

