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eyes to me~ 私を見て
第52章 サプライズパーティー

「来たわ!」
「来ましたね……」
「わあ……ドキドキして鼻血出そう……」
「堪えろよ三広……」
「うふふ~桜吹雪の様な花びらを散らせてあげるわよ~」
「良い写真を撮るぞ~……」
「ケッケッケ……飛んで火に入る夏のキザ男~……」
皆が小声で囁いて、二人がリビングのドアを開けて入って来るのを待った。
だが、二人は玄関から直ぐの寝室へ入ってしまったらしい。
バタンと大きな音で閉まると同時に、二人の囁きと吐息までがリビングに伝わってきた。
『……はあっ……つ……剛さん』
『美名……っ……全部……脱げ……』
二人の悩ましい声に皆固まってしまう。

