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eyes to me~ 私を見て
第52章 サプライズパーティー

「ええ――っそれは……
堺さん、落ち着いてもう一度……」
「はやまみはんと、ひまはんはっ……みなはんははくひはいほ」
三広が堺の言葉を聞き取ろうとするが、さっぱり分からずに首を振る。
「ひ――っはやく!はやくしまひと、あやはみはんほひたたんがっ」
目を白黒する堺の唇をじっと見ていたペコが、手を叩いた。
「わかったわ!早くしないと綾波さんと美名さんが帰ってくる!て言ってるのね!」
一同は感心してオオーと声を上げ、堺も通じた事に安堵して笑顔を浮かべ、皆笑い声をあげた。
「ち、ちょっと!呑気にしてる場合じゃないってば――!」
亮介がいち早く我に反り叫ぶと、皆もああ、と気付いてあたふた動き始める。
「大変よ!さあ、電気を消して!持ち場へ行って隠れて!」
志村が叫ぶと皆忍者の如く素早く行動した。

