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ガーディスト~君ヲ守ル~
第16章 《番外編》死んでもストーカーする男(後編)
(あぁ…守ってもらうって、こういうことなんだわ…)


強要するものじゃなかったわね…、と綾は心の中で呟いた。


「…ありがと、着替えてくるわ」


そう言って脱衣場の扉を閉めようとすると、


「俺たちはすぐそばにいますので」


安心させようと祐司が一声かける。
綾はフッと笑うと、静かに扉を閉めた。


綾が着替えている最中、護は潤の姿を探していた。
寝室のドアを開けると、ベッドの上に不自然に丸まった布団がある。それをめくると、縮こまった情けない潤の姿があった。


「こんなとこでなにしてんだ」

「ゆ、幽霊が出たんだよぉ~!!」


イラッとする護。


「おめぇは好きな女も守れねぇのか!!」

「ひ、ひいぃぃ~」


震える潤を引きずって、護はリビングまで連れて行く。


「潤…」


リビングには着替え終わった綾がいた。


「あ…綾ぁ~」


情けない声を出して抱きつこうとする潤を綾は振り払った。


「あんた、あたしを置いて逃げたわよね」

「いや…だって…」

「もういい」


綾はフイッと横を向いた。


「それでは、状況を整理しましょう」


2人のやりとりを横目で見つつ、祐司はここまであった出来事を説明した。
綾も潤との会話で、疑問に思ったことを話してみた。


「では…二週間前の水曜日に、潤さんは何者かとここで会っていたと?」

「そうよ、私はその日は残業だったもの」

「ちっ。だからぁ、オレがセックスしたのはお前だって言ってんだろ!」


さっきからこれの堂々巡りだ。


「潤さん、本当に綾さんだったんですか?」

「そ・う・だ・って言ってんだろ!」


はあ~っと、潤はため息を吐いた。


「も、オレ帰るわ。やってらんねえ」

「待ちなさいよ、それなら合い鍵返して」

「あ? 合い鍵ならこの間セックスした時に渡しただろ?」

「は? 何言ってんの?」

「お前が鍵なくしたって言ったから、合い鍵渡したんじゃねぇか」

「……」


綾の動きが止まる。


「…ねぇ、ほんとにあんたは誰に会ったの?」


消え入りそうな声で綾は呟いた。




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