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ガーディスト~君ヲ守ル~
第15章 《番外編》死んでもストーカーする男(前編)
朝の通勤ラッシュ時間。
電車の車両のドアが開くと、ぎゅうぎゅう詰めだった人の波が一気に溢れ出す。


ダンッ!!


背中を激しく押され、ホームに転がってしまう若い男。


「…っ…」


コンクリートの床にポタポタと赤い血が滴り落ちた。
男は片手で鼻を拭う。


そんな男に、通勤者は誰一人構わない。
むしろそんな位置に座り込んで邪魔だと、睨んで去っていく者もいた。


男が散らばった鞄の中身を拾おうとすると、視界に白いハイヒールを履いた足が目に入る。


「大丈夫?」


頭上から凛とした女性の声が響いた。
男はぼんやりとその姿を見つめた。


「これ良かったら使ってね。返さなくていいから」


女性は自分の鞄から白いハンカチを取り出し、少し屈んで男の前に差し出した。


「…あ…」


お礼を言おうとするが、声が出ない。


「ここに置いておくね」


女性はハンカチを男の鞄の上に乗せ、そのまま去っていく。


「……」


男はハンカチを手に取り、女性の後ろ姿を見送った。


見つけた…
僕の女神…



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