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ガーディスト~君ヲ守ル~
第14章 それぞれの道
「なっ…」


(なんてこと言うのよ、まもちゃん!!)


つばきは手で口を拭いながら、隣の祐司に振り返った。祐司とばっちり目が合う。


「…本当なのか?」


若干、頬を赤く染める祐司。


「うん…上半身だけ」


(本当は下も脱ごうとしてたなんて言えない!!)


「…マジかよ…」


ハアッとため息をし、祐司は顔を背けた。


「あれぇ? 祐司、照れてんの?」

「…煙草吸ってくる」


護がからかうと、祐司は足早に外に出て行ってしまった。


「もぉ~まもちゃんのバカ!」


つばきはムスッとしながら、祐司の後を追いかけた。


「バカって…つばきちゃんひど…」

「空気読めない男は嫌われるよ~? あ、もうすでに嫌われてるか」

「美夏までひどい。もういい、オレは呑む」


護は拗ねながら、グビグビとビールを一気呑みした。



外に出ると、少し肌寒く感じた。
早速煙草を吸っている祐司のもとに歩み寄ると、祐司はすぐさま煙草を消してくれた。


「ゆーじ、隣座ってもいい?」

「あぁ」


つばきは祐司の隣に座ると、空を見上げた。


「今日は満月かぁ~綺麗だね」


そう言いながら無意識に腕をさすっていると、祐司がおもむろに上着を脱ぎだした。


「えっ? 何して…」


その上着をつばきに羽織らせる。


「え…」

「…んだよ、また俺が酔ってると思ったのか?」

「う、うん…ごめん」


つばきが苦笑いすると、祐司は顔を反対に背けた。


「もう二度と悪酔いはしない」


暗くてよく見えないけれど、多分すごく照れてるんだろう、つばきはクスッと笑って「ありがとう」と呟いた。


(あったかい…ゆーじの匂いがする。
なんだかゆーじに抱きしめられてるみたい…)


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