この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
堕散る(おちる)
第19章 step19十三段目…始業式
「人に洗ってもらうの気持ちいいね。」

シャンプーの泡に包まれ、髪はモコモコなっていて、目を閉じたままのハルトが、
瞑っていて見えないのに、顔を持ち上げてアタシの方を見る。

無防備な姿、
人を畏れて孤を守る強さで出来た壁を感じることが多いハルトが、ここまでアタシに許してくれているのだ。

「どこか足りないところはないですか?」

美容院のシャンプーのように訊いてみる。

「ココとこっち」

目を瞑ったままのハルトが、唇とモノを指差して…

「ルリが足りてない。」

恥ずかしくなるようなことを言う。

からかって言うのか、目を閉じた無表情からは読み取れない。

ズクン…

さっき、ハルトの匂いを嗅いだ時からもたげていた欲望に火がつく。

ハルトの前に跪き、泡だらけの頭を押さえ、唇を重ねた。

チュッ…チュクっ…

触れるだけのキスをしたのに、ハルトに舌を捕まえられて、深い口づけとなる。

ハルトが欲しい。もうハルトの一部になってしまいたい。

アタシの手は欲望のままに、ハルトの頭から肩へと下り、もう一方は胸をまさぐっていた。

ん…ん…

アタシからキスしたはずなのに、いつの間にかハルトに後頭部と腰を掴まれ、深い口づけに蕩けて目を閉じていた。
/1415ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ