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sunset~君の光になりたい
第82章 sunset~君の光になりたい
どうしようーーせめて何か上に羽織ったほうがいいのだろうかーーと、この姿のままでいることに躊躇し始めたその時。
ソファに横たわる彼の大きな指先が何かを掴もうとするかのように動いた。
瞼を半開きで両の腕を伸ばし、うわ言のように何かを呟いている。
最初は、その様子がユーモラスなしぐさに思えて、笑いそうになった千波だが、彼の眉間に深い皺が刻まれ、呟きがうなり声に変わっていくのを認めると、口元を引き締めた。
「ヒロさん」
呼び掛けるが、聞こえていなのだろうか。首を振り、歯を食い縛り、低く唸りながら両腕を突き出して振り回す。
「ヒロさん……どうしたの?ヒロさん」
「来るな……こっちへ来るんじゃない……うわあああ!」

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