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sunset~君の光になりたい
第81章 REUNION②
「そうだけど、何や?」
「もうっ!そうやってヒロさんはすぐに怒る」
「怒ってないわ!普通にお前に訊いてるだけやで」
「前から思ってたけど、ヒロさんはその普通の状態が既にキツいの!」
「な……何やて……?」
ヒロは、本当に驚いていた。そんな事を言われるとは思いもしなかったようだ。呆然と千波を見詰めるが、やがて目を伏せてしょげた様に俯く。
言い過ぎた、と千波は少し後悔するが、同時にちょっとした勝利の喜びも感じていた。やきもきさせられた小さな復讐を果たしたかのように。例え千波の勝手な嫉妬だったとしても。
ヒロの話し方はまるで切れ味の良い鋏。まさにバッサリ、という表現がピッタリくる程にキッパリとしている。気弱な人間なら彼に何か言われただけで引け目を感じてしまうかも知れない。たとえそれが何気なく彼が発した言葉だったとしても。
(そういえば……ヒロさんと初めて会った時……いきなり怒られたんだったね……)
千波は、マウンテンレコードの初出勤のあの日、ヒロに怒鳴られたのを思い出す。
すると唐突に笑いが込み上げてきて、小さく吹き出してしまった。

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