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sunset~君の光になりたい
第81章 REUNION②
千波にホテルに置き去りにされたあの日から、ずっと彼女の事だけを想っていた。
何処の病院に入院しているのかもわからず、ペコに訊ねても「それはね……内緒☆」と笑顔でかわされてしまう。ヒロは、千波の決心を思い出し、今すぐにでも彼女を探しに飛び出して行きたくなるのを堪え、ひたすら楽曲を作った。
千波が帰って来た時に、thunderの音を聴いて、彼女が感動を覚えるような曲を作る――彼女が強く歩き出せる力になる曲を書く――
それだけを考え、昼も夜もギターを奏で、千波に贈る詞(ことば)を綴った。
はにかんだ笑顔の千波が目の前に居るような気がして思わず手を伸ばすが、勿論彼女は其処に居る筈もなく、そんな時突如として込み上げる虚しさと淋しさで自暴自棄になりそうだった。だが、そんな事をしても千波は笑顔にならない――thunderの成功を誰よりも願っているのは千波なのだ。
千波を再び抱き締めるその日まで、辛く孤独な夜を幾つでも越えてみせる――と言い聞かせ、今日まで走り続けてきた。

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