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sunset~君の光になりたい
第80章 REUNION
武彦は奇妙な悲鳴を上げ、鼻血を一筋足らし、だが幸福そうな微笑みを浮かべてグフフと笑い声を漏らし、気を失った。
店の客達が唖然として遠巻きに見る中、里沙は「はいはい、大丈夫ですよ~いわゆるひとつのじゃれあいですから~コミュニケーションです~おほほほ」と言って武彦の足首を掴んで控え室まで引きずっていった。
レジではペコがまだマスクを被ったままで接客していて、里沙は苦笑する。
ドアを閉めて、「えいやっ」と掛け声と共に武彦をソファへ乗せ、安らかな寝顔を見て溜め息を吐いた。
武彦が先程言い掛けた言葉――里沙は聞かなくてもわかっていた。
千波が長期入院する直前、彼に指環をプレゼントされて、プロポーズされた。里沙も頷き、彼だけの物になって、彼を支えると決心したのだが――
婚約するとか、一緒に住むとか、そう言った具体的な事は一切進んでいないのだ。いや、里沙が踏みとどまってるといった方が正しい。

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