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sunset~君の光になりたい
第80章 REUNION
「ダメ……落ち着いて……落ち着かなくちゃ……っ」
千波は、気が付けばマウンテンレコードとは逆の方向へと足を向けていた。
周りの景色がスローモーションに見え、自分がまるでここにいないかのような感覚に襲われる。
目の奥が烈しく痛み、火花が散った。
視界がどんどん狭くなり、真っ直ぐ歩けなくなると、大きく目眩がして、その場に崩れ落ちる。
冷たい感触は、アスファルトだろうか。
固いそれは、心地よくさえあった。
いっそこのまま、自分も冷たくなって、地面の中へと消えてしまえばいいのに。
また絶望するくらいなら……ヒロが他の人と寄り添う姿をこの目に映すくらいなら……
「……ヒロさん……」
薄れ行く意識の中、千波は恋しさから彼の名前を呼んだ。
ふと、誰かに手を握られた様な気がしたが、ひと欠片の意識も手放し、千波の瞼は重く閉じられた。

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