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sunset~君の光になりたい
第80章 REUNION



「――いらっしゃいませ!」



美容院の中へ足を踏み入れると同時に「ピロピロ」とチャイムが鳴って、一斉に店員の元気な挨拶が響く。

千波はペコリと頭を下げ、フロントの女性店員に

「すいません……初めてなんですけど、いいですか」

とおずおずと言う。

女性店員は満面の笑みを浮かべ、大きく頷いた。



「ありがとうございます!
お荷物、こちらでお預かりしますね……」


店員は千波のバッグをロッカーにしまい、店のパソコン画面を見ながら言う。



「ご指名は……て、初めてでいらっしゃいますもんね。
男性スタッフでも大丈夫ですか?」

「あ、はい、構いません」



千波はそう返事をしたものの、内心緊張をおぼえていた。

知らない人、特に男性に髪に触れられるのが苦手なのだ。

入院中には、ほぼ誰にも指一本触れさせていないし、触れてもいない。

不安だったが、そんな事を言っていたら髪など切れない。



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