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sunset~君の光になりたい
第79章 夢の国で
「ヒロさん、急がないと」

千波は病院玄関を出ると、手を挙げる。
タクシーのドアが開くと、自らが乗り込み、ヒロも乗るように急かした。



「大阪駅までお願いします」


タクシーは発進した。



ヒロは千波の顔を覗き込む。



「……で?」



千波は振り返り、一瞬熱く見つめた。
その目には必死な何かが宿っている。




「ヒロさん、今から私と一緒に
『ドリームマウスランド』に行って下さい」



「へ……?
ドリームマウスランドて、あのドリームマウスが居る、夢の国?」


キョトンと馬鹿みたいに呟いたヒロの手を、ぎゅっと千波が握る。



「急でごめんなさい……実はね」



そこに、ヒロのスマホが鳴り出す。



「――はい?」



「ヒロ君!退院おめでとう~!今何処に居るのかしら?駅に向かってる?」



「ペコさん?」



「千波ちゃんも一緒よね?」


「は、はい」



「ヒロ君と千波ちゃんに、私からどーん!とハッピーでルンルン楽しい夢の国への一泊旅行をサプライズプレゼントよ~!」



「え、えええ?」



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