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sunset~君の光になりたい
第66章 千波の記憶⑥
その時、ガラッと教室の扉が開いて先生が入って来た。


「鈴木、悪いが頼みたい仕事があるんだ。職員室へ来てくれ」


「は、はい」



話し掛けて来た男子は変な顔をしてまだ見ていたが、千波は逃げる様に先生の後をついて行った。





その頃、里沙は家で体温を計っていた。
もう五回目だ。


ピピピと電子音が鳴る。


「おおっ!三十六度八分!ギリギリオッケーじゃん!よし、空手行こう!」



(学校は休んだけど、空手は行こう。
母さんに知れたら怒られるだろうけど、お昼過ぎに仕事へ出掛けて戻るのは七時位の筈だから、バレないじゃん!)



「けれど千波が一人になっちゃうなあ。
どうしよう」


(そうだ、千波も連れていけばいいんだ!

先生には、見学に来ました、て言えばいいし!


ひょっとしたら千波も空手を習いたい、て言うかも知れないし。


――いや、言わないか)




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