この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
sunset~君の光になりたい
第56章 嵐の前
ヒロは、レコーティング作業を終えその足で病院へ向かう。
「作業よりも、今は側に居る」と言う彼に千波は言った。
「ダメだよ……?ヒロさんは、ヒロさんにしか出来ない事があるの。
私の為に、それを犠牲にしないで……
thunderでかっこよくギターを弾いてるヒロさんが……私は好き……だから」
ヒロが事故で怪我をし、一年間活動が出来なかった為に、焦れて離れたファンもいただろう。
メンバーは皆「ヒロは治す事だけを考えてればええ!」と言ってはくれたが、只でさえ安定しないミュージシャンという職業。
ブランクは皆に多大な影響を与えた筈だ。
特にオーちゃんは奥さんや子供さんが居る。
自分達の信じる音楽を世の中に伝えたい――
皆でバンドを始めた最初の目的はそれだったが、やはり売れなければ意味がないのだ。

作品検索
しおりをはさむ
姉妹サイトリンク 開く


