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sunset~君の光になりたい
第48章 黒いジェラシー
そこに控室のドアが開き、宮本が入ってきた。
「ち――?終わったんだよね?ペコさんに言われたし今から俺が送って――」
泣く千波を抱き締める砂川を見て凍り付く。
砂川は一瞬底光りのするような瞳で宮本を見た。
「――!」
言い様のない恐怖に襲われた宮本だが、砂川がコロッと表情を変えたので今のは幻だったのだろうかとさえ思った。
「……今、大きな蜘蛛が居てね。千波さんが怖がってしまったんだよ」
千波は、鼻を啜ると砂川から離れた。
「はい……すいませんでした」
砂川が微笑すると、千波も目を紅くしながら笑っている。
「――っ」
宮本の手の古傷が鈍く痛んだ。
(何故――?何故痛む?)
何故だかわからないけれど、不気味な闇に足元を 掬われそうな気がした。
その時ペコの高笑いと共に控室のドアが開き、宮本は驚愕して叫んでしまった。
「ひ―――っ!」

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