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sunset~君の光になりたい
第44章 離したくない、離れたくない
「砂川さん――!それは辛いわよねえ!……切ないわ……本当に……!」

 ペコはオイオイ泣いている。
 里沙も泣き、何故か武彦の腕に噛みついていた。
 宮本とオーちゃんと銀も抱き合って泣いている。
 そんな中ヒロだけは、どうしても砂川の言うことを信用出来ずにいた。

 ーー血を流す俺を見た時のあの目。
 千波を見つめる目。
 窓越しに俺を見ていたあの目に沈む言い様の無い狂気――
 あれが正常な精神の人間の目なのか?
 もし、俺が部屋に踏みこまなかったら、どうなっていたのかと考えるだけでゾッとするーー

「――俺は信じないぞ!」

 言い放つヒロの頬を、ペコがぴしゃりと叩いた。

「落ち着きなさい、ヒロ君」
「ペコさん……っ!千波の安全を考えたら、こいつは近づけたらダメです!」
「ヒロ……落ち着け」

 銀に肩を叩かれて振り向くと、皆が一様に僅かに咎める様な目で見ていた。



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