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sunset~君の光になりたい
第43章 漆黒の眸
「千波ちゃん!」
「千波!」

 ペコと里沙がバタバタとやって来て、その場の妙な緊張感は途切れた。

「砂川さん、そのまま部屋へ運んであげてちょうだい」

 砂川は頷き、千波を抱えたまま家の中へ入って行く。

「ヒロ君、手当しないと……里沙、救急箱!」
「――ペコさん!」

 ヒロは思わずペコの手を掴んだ。
 ペコは目を丸くしたが、途端ににへらと笑ってヒロに頭突きした。

「ひっ」

 血がまた吹き出して、銀とオーちゃんが悲鳴を上げる。

「ヒロっヒロヒロヒロヒロ血が――!」
「ペコさん――何してんですか――っ」
「あらっやだ!ごめんなさい!私、いい男に触られるとドキドキ☆してカウンター攻撃しちゃうのよう☆」

 ペコは、はにかんだように笑うと、物凄い力を込めてヒロの頭の一点をギュッと押さえた。

「うおおっ」

 ヒロは思わず恐怖で叫ぶ。

「止血のツボよ」




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