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sunset~君の光になりたい
第31章 甘い、夜
「――ああ!ああっ」

 千波が狂った様な叫びをあげて両腕と脚をばたつかせる。
 ヒロが太股を強く掴み更に奥へ入ろうとすると、腕に噛みつかれた。

「――っ!」
「ごめ……さ……ゆるして……ゆるして――!」

 千波は、何かに取りつかれたように震えて譫言の様に叫ぶ。

「千波……!千波!何処を見てるんや!俺を見ろ!」

 ヒロは、続けるのを一瞬躊躇った。

 ーー千波は、「何があっても続けて」と言った……
 ならば、このまま、もっと……

 ヒロは喉をゴクリと鳴らし、細腰を掴み更に深く沈み込ませる。
 途端に強烈に締められ、快感に我を忘れそうになった。
 千波はまだ震えて叫んでいた。

「怖い……!こわ……」
「――千波!」
「……ゆるしてええ!」

 暴れる身体を押さえつけながら、ヒロは律動を繰り返した。

『……君は……まるで……小さな……小鳥』

 快感の渦に呑まれそうになりながら、ふと、thunderの『紅い鳥』を口ずさむ。

「……」

 千波の叫びが止まった。
 虚ろな表情だが、ヒロの目を見つめている。

『どこから……迷いこんだ……の……紅い……君は……』

 ヒロが、途切れ途切れに唄いながら夢中で千波の中を掻き回した。すると、彼女の身体の震えが止まった。
 頬を掌でそっとなぜてみると、その涙で指が濡らされる。
 二人は熱く視線を絡み付けた。

『……優しく……優しく……包み込むよ……』
「……小さな……君が……壊れない……ように」

 激しく突き刺しながら歌うヒロに合わせ、千波の小さな唇が一緒に歌う。

『羽を……休めた君は……もう……飛び立つ……んだね……』
「あっ…ヒロ……さっ」

 ヒロに攻められ堪らず千波は叫ぶが、その声は先程の声とは全く違う。
 ヒロは、もっと甘く啼かせたくて更に動きを繰り返した。 
 ……唄いながら。




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