この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • 小
  • 中
  • 大
  • テキストサイズ
sunset~君の光になりたい
第29章 止まらない恋情①

 ヒロは、直ぐ様レザージャケットを羽織りテーブルの上の車のキーを掴んだ。

「悪い。今から大阪へ先に帰る」
「なんでー!今から打ち上げやでー!
 広島お好み焼きとか!あと何やっけ!色々あるやろ!
 食いながら、俺と未来と愛を語り合うって約束したやろー!ヒロおお」

 銀川が喚いているが、そんな約束は全く覚えがない。

「すまん!明日のミーティングには必ず行くから!
 機材車で走るから皆は明日電車で帰ってな!」

 ヒロはそうして大阪へ向かったのだ。
 あと少しで千波の所に着く。

 ――何をやってるんや俺は。
 明日、大阪に帰る予定だったんだからその時でもいいのに。
 ……頭では、解っている。
 けれどどうしても明日まで待てなかった。
 千波に会いたい――

 彼女のはにかむような笑顔、白い首筋、紅い唇を思い出し胸の中が甘い思いで一杯になる。

 ――宮本と一晩中二人きりなんて……許せない――

 自分がここまで嫉妬深いとは今まで知らなかった。
 年下の、ただの女の子にここまで自分が狂わされるなんて。
 今頃怖い思いをしていないだろうか。
 泣いて助けを求めていないだろうか。
 俺も何回も泣かせた事はある。
 けれど、俺以外の男が千波を怖がらせたり、泣かせたりするのは絶対に許せない。
 ……なんて自分勝手なんやろうな――

 可笑しくなり、ヒロは一人笑ってしまった。

 ――家の明かりが見える。
 車に鍵をかけ、逸る気持ちを抑えながら玄関のチャイムを押した。


/842ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ