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sunset~君の光になりたい
第22章 甦る痛み
 男性は礼儀正しくお辞儀して、白い封筒をペコに渡した。

「砂川 と申します。こちらのお店の仕事に興味がありまして、面接せていただきたくうかがいました。突然申し訳ありません。」

 ペコは封筒から履歴書を取り出し、一通り目を通し砂川を見る。

「ご年齢が35歳という事ですけれど、うちではアルバイトの募集です。
 失礼ですがそのご年齢でバイトというのは何か、ご事情がおありで?」
「実家で不動産業をしているんですが、その傍らで他の事業をしよう、という事になりまして……
 フランチャイズの経営を勉強しなくてはならないんです。僕が考えているのは、CD販売とアミューズメントとの一体型の事業です。ただ実現するにはリサーチする事が沢山ありまして……
 で、今話題のマウンテンレコードなんば店さんで、経営のノウハウを学びたい、と思った次第です」

 砂川は、好感の持てる微笑を浮かべてハキハキと淀みなく答えた。

「つまり、ここで働くのは一時的な期間でというご希望なのかしら?」
「はい」

 ペコは、履歴書と砂川を交互に見つめ、30秒位考えを巡らせていたが、パンと両手を叩いた。

「わかりました。では早速、明日から来ていただけますか?」
「ありがとうございます!」

 砂川は見事なスマイルでペコを悩殺する。
 ペコはぐらりとふらつき、宮本が慌てて支えた。

「ああ……その大人の魅力漂う笑顔っ!なんて素敵なのっ……はあああ」

 目がハートになっている。
 宮本は、小声で耳打ちした。

「いいんですか?こんなに簡単に決めて?」




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