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蜜恋~お義父さんとは呼べなくて~④牡丹の花の咲く頃には
第12章 李家の御曹司
「貴様ッ」
 トスの声が間近で聞こえたかと思うと、ウォンジュンの身体は見る間に後方に吹っ飛んだ。
「トスおじさん(アデユツシ)」
 涙の幕の張った瞳に、ぼんやりと人影が映った。後ろから見ただけで、その屈強な体躯の持ち主がトスだと判る。身体中の力が一挙に抜け、キョンシルはその場にくずおれた。
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